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機械の開発とは

開発は一人の柔軟なアイデアの持ち主から

モノづくりにおいて、技術的な希望、願望は皆持っていて、話だけが盛り上がるものです。しかし、どんな大組織でもアイデアは一人のエンジニアから出てくるものです。具現化はたった一人の着眼がきっかけで、その一人の柔軟なセンスの良いアイデアを周りが育て上げる環境の下で、開発が開始されていきます。そして開発の業務遂行はその思いを持ち続けた人がゴールまで進むことができます。100人程度の大組織でも実はキーマンは5人程度のもの。この5人がいなくなれば、その組織も一気に衰退します。

開発は強烈な業務遂行の気持ちが重要

  総論は改革やチャレンジと騒ぐが、各論は誰も動かないです。トップや上司が自らが引っ張るべきです。 部下へのプレッシャーでは動かないものです。大手の企業は開発の専任者が存在する体制だが、中小企業は受注と開発の掛け持ちが、多いです。たいていは、「笛吹けど踊らず」の状況となるのが常です。
  中小企業の開発担当者が開発指示に対して着手が遅くなる理由は下記のことがあるでしょう。アイデアが思いつかないから先延ばししよう。受注仕事はお客様や営業のニーズがあるし、レールが敷かれて仕事が進めやすいから受注業務を優先しよう。上司はうるさいが、本当はこんなリスクがあるものは余りお客様に売りたくない。

開発は教科書通りの一本道ではない

白紙の状態から開発を開始するというのは、しっかりした手順書はありません。マネジメントや管理応報などはビジネス書にも多く掲載されいますが、何もない状態からのひらめきに頼る開発のアイデアは、手順などはしっかりしたものはなく、一人の考え抜いた悩みの中から生まれてきます。
 アイデアは漠然とした思い付きでなく、自社の技術をベースに、市場、展示会、文献、カタログ、特許などを見ながら、異業種や違い業界のモノづくりを眺めている中で閃いてくることが多いと思います。アイデアは思い付きではなく、 普段その業種のモノづくりに携わってきている方が、考え抜いていく中で閃くものです。 その閃いたアイデアは単に空想、想像でなく底辺ではそのモノづくりにマッチしたひらめきになっていることが多いです。 日夜、自分らのモノづくりに悩み続けていることが大切です。

かけた時間に比例した成果が出ないのが開発

現場の作業、事務作業、補助作業などは、どちらかというと作業者のかけた時間に比例して成果物が出来上がってきます。しかし、開発的な業務は、作業時間と成果は比例しなくて、アイデアや何かが起こって一気に進むものです。アイデアの豊富なエンジニアならすぐの成果にたどり着きますが、下手な開発担当者は時間ばっかしかけて進まないかもしれません。

3人の困ったクリエーター

開発のハードルが異常に低い人

 思いついたらすぐ出来ると思う人、過去に苦い経験を得たことのない人のことです。形が出来上がったら、もう開発が完了したのではないかという気の短い上層部の方々が多いです。開発の怖さをわかっていない人は、頭ですぐに思いついたぐらいで、簡単にできると判断する人です。開発というのは95点は取れた後の量産への導入の5点の山がかなりの壁であります。

開発バカの人

  現実の量産工場の中での怖さや、日々の大変さが腹に落ちていない人のことです。「開発馬鹿な人」というのは、量産化の修羅場経験が少なくて、技術的に面白そうなことばかりに夢中になって取り組みます。しかし、実際工場に入れた時の不安定な技術では、とても量産に耐えれないことも多いです。 

開発を異常に怖がり、石橋をたたきすぎる人

市場投入の恐ろしさが過去にトラウマになっているのでしょう。市場に出した時の責任の重さを異常に怖がって、慎重になりすぎて動きにスピード感がなくタイミングを逸して、結局ものにならないケースです。 全て危険、リスクがあるという言葉を連発して、勇気を持った意思決定をしないままに時がたち、使用者側やお客さんはドン引きしてしまって、開発者の慎重さに嫌気がさして、話が消えてしまうこともあります。

特許を申請しようか、特許になるか、資料

特許申請の資料作成にはレベル差はあるものの、2ヶ月は必要な結構大変な作業です。若手のエンジニアは一度申請に失敗するとがっくり来ますので、ベテランの方が今から申請しようとしている技術が特許に登録される可能性が高いことを見極めてフォローしてあげてください。
 まず、特許の技術はその会社、組織がベースにしているものの中から出ていると思います。この技術は市場に出て儲かる内容の商品につながるのか。すでに公開されている技術の中を調査します。 これは競争してる会社のみならず、他業種、他の製品など広く調べることです。人がたいてい思いつくことや、閃くアイデアは必ずと言っていいほど、どこかの誰かがすでに思いついているものです。
 特許申請後は、せっかく出した申請特許に対して拒絶通知が来ますが、多い内容が、従来特許技術の○○〇と〇〇〇を合わせて考えれば、容易に思いつく技術で、特許性はありませんという内容の拒絶が多いです。よく読むと同じような内容でも、構成が違う、からくりが入ってる、具体的に開催しているなど違いがあることを事前に見つけておいてください。